こんにちは、ヤマト住建立川店です。
今日は断熱についてお話させて頂きます。
まず断熱材の種類について・・・
【グラスウール】
価格が安く吸音性能があるため防音性が高いです。
物自体は劣化しませんが、湿気に弱いため
湿気を吸うことで繊維が下に垂れてしまい、
数十年後には断熱の意味を持たなくなってしまいます。
【泡断熱】
最近リフォーム番組などでも良く見られ、流行っていますよね。
でも、こちらの断熱材は一番よくないんです。
泡断熱は薄く吹き付けたものが膨らんで全体に広がっていきます。
柱からはみ出た部分はカットするのですが、
このカットする行為がよくないのです。
カットする前は水を通さないのですが、カットしてしまうと気泡が表に出てきてしまい、そこから水が染み込んでしまうんです。
泡断熱自体はカビないのですが、水を通してしまうので、
柱や壁がカビて、そこからシロアリや害虫が来てしまいます。
また、リフォームする時に、木造と一緒に壊せないので、コンクリートぐらい手間がかかってしまいます。解体にプラス100万円くらいはみておいた方が良いです。
実は大手ホームメーカーは泡断熱を使いません。
なぜなら、
長期保証をしているので劣化しやすいものは使えないから・・・
【硬質ウレタンフォーム】
ヤマト住建の断熱材は
硬質ウレタンフォームのアキレスボードを使っております。
素材は泡断熱と同じです。
イメージでは、泡断熱をギュッと圧縮したものです。
なので、泡断熱の方が分厚く見えますが、
泡断熱より気泡が凝縮しているので、その分熱を逃がしません。
だから断熱性能が高いんです。
次に構法について・・・
内張り断熱とは柱と柱の間に断熱材を入れる工法です。
木は断熱性能が高いけれど熱を通すので、
柱から寒い空気や熱い空気が家の中に入ってしまいます。
日本は四季があり、暑かったり寒かったり・・・
ましてや梅雨まであるので、
そんな空気を通し続けたら柱が駄目になってしまうんです。
だから柱を守るために
柱ごと外から囲む工法“外張り断熱”を採用しております。
これによって、断熱欠損がなくなるんです。
さらにヤマト住建ではW断熱を推奨しております。
外張り断熱+内張り断熱
こちらは商品によってですが、
オプションで30坪21万円程なので、
とことん高気密高断熱住宅になる為におススメです!
基礎パッキン工法について・・・
床下を喚起するために、基礎パッキンを用いた工法を採用しております。
従来の喚起工法は基礎のコンクリートに喚起口があるものでした。
でもこの工法だと、基礎のコンクリートにひび割れが出来たり、
床下のコーナー部分に湿気がこもりやすいなどの欠点があるんです。
そこで用いられたのが基礎パッキン!
土台と基礎の間すべてにパッキンを入れることによって、
全周から喚起することができ、基礎強度もアップすることができます。
防腐・防蟻効果が高いので、薬剤に頼らない環境にやさしい工法です。
素敵な工法ですが、さらにもう1つアドバイス。
本当は基礎断熱がおススメ!
基礎断熱とは、床下全てに断熱材を入れる構法です。
でもこちらはオプションになってしまうんです。
基礎パッキンは、外の空気が入るので冬は床下が冷たくなってしまうんです。
基礎の事を考えるとなるべく温度差がない方がいい!
基礎断熱なら、床下に手を入れても室内と同じ温度だから
土台や基礎、柱、全てに優しいんです。
ヤマト住建のお家は、高気密高断熱なので、
通常の構法でも家の中は関係なく十分暖かいですが・・・
家全体のことを考えて、
余裕があれば、基礎断熱がおススメです。