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ヤマト住建東京エリアの日々とお家のこと

家族が出会うリビング階段。全館空調で家中快適が続く家 【ZEH】

家を建てようと思われたきっかけは?

以前の住まいは賃貸でしたので、子供が小学校にあがるタイミングでそろそろ決まったところに住もうかなと思って探しており、実家から歩いて5分ぐらいの場所に決めました。

 

ヤマト住建に決めていただいたポイントは何ですか?

仕事の関係でHEAT20の動きなども知っていましたので、構造を中心にいろいろ探していました。13社ぐらいはお話を聞きに行ったと思います。

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基本的には断熱構造であること、外張り断熱・基礎断熱・屋根断熱です。それに将来的なことを考えて全館空調を探していました。

大手メーカーさんでも断熱に対する考え方がまだ甘かったりして、そうなると結構少なかったです。
子どもの小学校が4月からだったので、どうしても3月末か4月には入りたかったのですが、納期が間に合わないメーカーさんもありました。

 

 

また、大手メーカーさんは決まった構造をお持ちなのですが、新たに要望する構造にはなかなか応えていただけませんでした。そのなかで、ヤマト住建さんは比較的いろんな要望を取り入れてくださるということで選ばせていただきました。

リビング階段で4LDKの設計担当の方の初めのプランがすごく気に入って忘れられなくて。それでほぼ決めました。営業担当者さんも素早く段取りしてくれて、対応も良かったです。

 

全館空調(YUCACOシステム)の住まい心地はいかがで

すか?

快適です。とても過ごしやすいです。
帰ってきた時に暖かいし、どこにいっても暖かいです。狙い通りです。

当初は狭い部屋(5畳半)の風向き調整が大変だったんですが、担当者さんが向きを変えてくれたり調整してくれました。
基本的にワンシーズン温度設定は変えていません。夏はエアコンを25.5度、冬は22度に設定していますが、室内の温度は±1℃ぐらいで調整できています。温度計で測ってみてもだいたいどこも同じ温度。ファンもLOW設定です。温度コントロールは抜群で、ほぼぶれないですね。

 

夏場は知らずに除湿にセットしていたら、温度が27度まであがったんですが、冷房で25度でとても過ごしやすくなりました。湿度もだいたい50%を維持していました。
冬はちょっと大変で、湿度40%を切っています。湿度コントロールをどうするかは、以前から話していたのですが、やっぱりちょっと難しいですね。

 

夏でも家の中で汗をかかないので、子どもの肌がすごくきれいになりました。

もともと肌が弱かったのですが、この家に引っ越してからすごくきれいになりました。
汗疹も出なかったです。子どもの肌が健康になってすごく嬉しいです。
子どもたちの友だちが来ても、涼しいから喜んでいます。

▲空調室横のファミリースペースはご家族のお気に入り。朝起きてすぐ顔を洗ったり、夜寝る前に歯を磨いたりあると便利な2階の洗面コーナーも。

▲空調室横のファミリースペースはご家族のお気に入り。朝起きてすぐ顔を洗ったり、夜寝る前に歯を磨いたりあると便利な2階の洗面コーナーも。

家の中が一番空気が良いと思います。子どものアトピーも改善されています。

このシステムにしてから洗濯物は部屋干しです。外に物干し場はつくっていません。2014年まで5年半ヨーロッパに住んでいましたが、向こうではだいたい全館空調で外干しはしないんですよ。窓もほとんど開けませんし、家の中が一番空気が良いと思います。子どものアトピーも改善されています。

 

適温に保つには吹き抜けのファンも絶対必要です。全館空調を入れて24時間エアコンをつけている電気代としては安いと思います。

吹き抜けのファンは夏と冬で向きを変えて使っています。
効果はありますね。それを変えないと、たぶん1階と2階で温度差が出ると思います。

 

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全館空調を入れて24時間エアコンをつけている電気代としては安いと思います。

5月から10月ぐらいまでは9,000~10,000円を推移していました。

エアコンは送風ではなく、暖冷房でずっと運転しています。一定温度になって勝手に止まっている時以外はずっとついています。たぶん全館床暖房にすると、冬場はこんな値段で収まらないと思います。

 

建物 (間取り等) でこだわられた所はありますか?

▲“家族が出会う”リビング階段。大きな吹き抜けがあっても全館空調で一年を通して快適な空間が保たれる。

▲“家族が出会う”リビング階段。大きな吹き抜けがあっても全館空調で一年を通して快適な空間が保たれる。

間取りも希望通りで、吹き抜け大空間と、リビング階段を採用しました。
基本的に廻り動線で家事がしやすいようにしています。

 

[吹き抜け&リビング階段]

“家族が出会うような設計”をしたかったんです。2階に上がるにはリビング階段を上がって、セカンドリビングを通って。吹き抜けを中心に全ての部屋が繋がっています。
これだけ大きな吹き抜けをつくると、個別エアコンでは効率が悪いので全館空調が良いですね。

 

DSC_1590[325x487][キッチン・パントリー]

キッチンは、壁側の引き出しとシンク側の収納を一緒に開けることができるように幅を広くとりました。
たくさん収納できるパントリーはとても便利。パントリー内に設けたカウンターは、今はまだ使用しておらず、これから“一人の空間”として利用する予定です。

 

 

[デッキスペース]

和室前のスペースにはテーブルセットを置いており、景色を眺めながらゆっくり過ごしています。
高台の角地なので夏場でも風が抜けますし、2階のバルコニーがちょうど“庇(ひさし)”の役割をして日陰になります。
リビング横のスペースは広いですし夏はデッキ自体も熱くなるので、そのうちオーニングをつけようと思っています。

 

 

 

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▲普段使わない物を収納したり、あると便利な小屋裏収納。暑くなりがちな小屋裏も全館空調だからいつも快適。

[収納&小屋裏スペース]

収納をたくさん設けたので、テレビボード以外の大きな家具を購入しなくてすみました。
収納空間として小屋裏を使えるのも便利です。
屋根断熱+全館空調だから、小屋裏も室内とほぼ同じ温度で有効に使えています。

 

 

[広いLDK&和室]

もともとLDKで30帖以上欲しいとお話ししており、実際は27帖ぐらいになりました。和室を入れると30帖を超えています。
歳を取って2階に上がれなくなっても、1階のワンフロアで暮らせるように。と考えました。

▲和室とリビングに繋がりをもたせた1階フロアは約90㎡。吹き抜け、デッキスペースも備えた空間にはご家族が永く心地よく暮らせる工夫が盛り込まれている。

▲和室とリビングに繋がりをもたせた1階フロアは約90㎡。吹き抜け、デッキスペースも備えた空間にはご家族が永く心地よく暮らせる工夫が盛り込まれている。

 

[外観]

外観は、片面を格子窓にしたり、アーチ窓にしたり、あとは1階のボードの色を3枚分だけ変えています。
外観やクロスは、頭の中でイメージするのが難しかったです。家が出来てくると、あそこのアールがもうちょっとあったほうがいいな、ちょっと違ったな…等がありました。

 

 

 

▲裸足で歩きたくなる無垢のフローリング。デコレーションできるよう真っ白にした玄関ニッチもこだわりのひとつ。

▲裸足で歩きたくなる無垢のフローリング。デコレーションできるよう真っ白にした玄関ニッチもこだわりのひとつ。

[天然無垢床材]

天然が良いですね。無垢フローリングにして大正解です。普段は裸足で過ごしています。
無垢を活かすのにも全館空調が良いです。
床暖房だと限られたスペースだけになってしまいその横は冷たくて歩けません。大手メーカーの住宅に住んでいる友人にもすごくいい床だねって言われます。 

 

太陽光について(太陽光発電9.2kW搭載)

今は余剰電力にしていますが、将来的には太陽光の発電で全部賄って車もそこから充電しようと計画しているので、たくさん太陽光パネルを載せています。
10年後に売電期間が終わった時点で蓄電池を購入して、車も含めて家をすべて賄う自給自足を考えていきたいと思います。

 

 

ご感想をお願いします。

快適でとても過ごしやすいです。
床下と天井の断熱だから理想系です。きちっと断熱されていて、ぐるりと囲んで、天井裏も床下も全てを一定の温度にするっていうのは、やっぱりいいですね!
ルームエアコンを1台ずつ全室に置くと、リモコンを毎部屋つけたり消したりしなくていいので、それもいいところだと思います。笑

 

 

アフターについて

6ヶ月点検でも、玄関やトイレなどの外に面した開け閉めが多いところ以外は壁紙の割れがほとんどなかったです。

温度変化がないので伸び縮みが出ないのだと思います。吹き抜けの長い部分も割れていませんでした。半年点検で手を加える所はほとんどなかったです。

 

これから家を建てられる方にアドバイスをお願いします

家ってきっと、一度購入するとそう何回も買う人は少ないですよね。家って人生の中でもとても重要だと思います。
30年、40年、これからずっと住むうえで自分たちがどうしていきたいのか、ご家族それぞれの人生設計…と言ったら大げさですけれど、子どもはそのうち巣立つだろうし、若い方々はこれから子どもが増えるだろうし。
難しいのですけれど、そういったことを見据えて、間取り・設計をよく考えることが大切だと思います。